nanairoこころの塾

NaNairo　こころの塾

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発達障害・機能障害・グレーゾーンと言われる境界知能など、「生きづらさ」を抱えた当事者とその家族のこころの勉強会

まだまだ認識されていない社会

ここ数年、YouTubeコンテンツが普及したおかげで当事者の方や専門家がチャンネルを作って配信していたり、就労移行支援や企業に障害雇用枠が一気に広がったのも事実です。

ですが・・・

実際の現場では、まったく理解されていない、企業に関しては雇用受け入れはしていても、一人一人に対応できる職員さんがいないのが現状です。　これは雇用することで企業評価ポイントが上がる会社側の運営方針と十分に障害を理解する勉強時間が与えられていないまたは経験不足の職員が対応するなど現場の溝のようなものがあると思います。その結果その歪みは当事者の方々へのしかかってきます。　働きづらい空気感など理解されないことにより離職していく・・・それも絶対的に「自己都合退社」として誘導されるなどなんとも理不尽な状況だとも思います。

ですが！！

社会にばかり求めるのもいかがなものでしょうか？

当事者と家族との向き合い

幼少の頃から、何かしらの障害に気がついている子は、支援学級や子にあった将来を見据えて多少なりとも準備ができたり、何より親子で一緒に成長していけるのでわりと向き合いはできている方だと思います。　問題は、社会に出てから不具合が判明した場合です。こうなると、子は子で今まで好きに自由に過ごしてきていてその症状での人格が出来上がっていること、親は自分の元から子が離れて一人の人間としの第二の人生を！！！なんて時に知らされてなかなか受け入れることのできない状態に・・・

その不具合もかなりハード目な出来事が浮き彫りになってから。

会社でのトラブル、借金、ゴミ屋敷、鬱、引きこもり、犯罪、性的問題、自傷行為など

親はただただなぜこんなことになっているのか？自分の子が・・まさか・・特に多くの母親は状態を知れば知るほど自分をただただ責め始めます。あの時の接し方が悪かったのか？食事のバランスが悪かったのか？あんなに愛情注いでたのに伝わっていなかったのか？または、なぜが気が合わない子だったからか？　などとにかく原因を探し育て方を後悔します。

でもどれも違います。

その子にはその子の縁起があります　親には親の縁起があります。親子、家族である以上共通の縁起があります。　これは言い換えると個人的ミッション・家族のミッション・社会的ミッションということです。　そこを私たちは知り認めるために心と魂を勉強する必要性がありますし、それもまずは親が認めるとゆっくりですが不思議と子は落ち着いてきます。

縁起については　“時間縁起”　の記事をお読みください

心は清らか

この世界では、数々のテストで数字化し平均以下であれば障害と診断されます。ただそれは脳がバグっていることによっての結果です。　　ただ、心だけは数字化できないですし、そういう子たちの魂と心は純粋で清らかだったりします。　ニュースを見ていて胸が痛くなるのは、軽度の知的障害の子が犯罪を犯すケースはこの純粋さと周りに理解されないで育ったために心の居場所がなくなった子たちが構ってもらえる場所を必死に見つけたことによって生じた事だと思います。　　彼らは良し悪しは分かりますが、いかんせん基準が感情の揺れと判断力が乏しいので表面的にでも優しくしてくれる人なら誰でも良い人になってしまいます。　　逆に愛を持って厳しくしてくる人は嫌な人になりますからどう接して良いのか本当に難しいと思います。なのでこちら側の感情の揺れと心がすごく問われます。

nanairoこころの塾ではどんな活動？

医学や教育や心理学や科学ではないジャンルです。

まずは親や家族が自分の子の心の視点を知ること、どんな視点を持っているのか？どんな事を感じているのか？どんな感情が起きるのか？などをいろいろな議題のテーマを出して親子で考えてもらっています。　または、調理室を借りみんなで料理をします　あえて親子バラバラなチームになることで、冷静になれ我が子を他の親に任せて子が集団の中ではどんな動きや発言をしているのかを少し離れた立ち位置から見て知ってもらいます。

その都度内容を決めて、不定期に開催しています。

この活動を始めてから１年半以上経ちますが毎度参加してくれている子たちは、なんだか最近落ち着いてきています。その一番の原因は他でもない親の認識力が広がって子を認め出してきているからです。